変形性肘関節症とは関節軟骨の老化や摩耗によって起こる軟骨と骨の進行性の変形疾患です。
肘関節は肩関節と手関節の間にあり、これらの関節と連動して複雑な動作が強いられるため変形性関節症を起こしやすい関節となります。
鉱工業、農林業、建築業など腕をよく使う仕事や、振動工具を使用する方、肘に負担をかけるスポーツ活動、肘のけが(骨折、脱臼)などを誘因として発生します。
症状は肘の痛みや運動制限(曲げ伸ばしが困難)が主で、症状が進行すると肘の内側を通る尺骨神経を圧迫して小指や薬指にしびれや痛みが出たり、指の動きが悪くなったり、手の筋肉が痩せたりします。
当院ではエコーにて変形や骨棘形成(骨のとげ)を確認しています。
病期によって治療法は異なります。
上記の症状が疑われる場合、早期ご来院をお勧めします。